「(…やっぱり)」
笑ってるけど、どこか面倒くさそうで
い、イライラしてるんだろうなぁ
「大丈夫かな…」
ちょっとだけ、心配。
「…ごめんね、お昼はもう約束があるから」
「えぇ〜?だれと食べるの?」
そんな会話が聞こえて、下げていた目線をあげると、パチっと葵くんと目があった
ニヤリ笑った気がするのは、気のせいじゃない…よね?
「……えっ」
…あ、あの。
どうして葵くんは私のところに向かってくるんでしょうか。
どうして、私の肩に手を置いて、ニッコリと笑ってるんでしょうか。
「俺、これから田中さんと毎日お昼食べることになってるから」

