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4時間目の古典の授業
ノートをとりながら、私は心の中でため息をついた
『昼休みになったら屋上集合ってことで』
『えっ、屋上って立ち入り禁止…』
『ふ、俺を誰だと思ってんの?』
どうやって屋上の鍵手に入れたと思う?
とか、葵くんが聞くから首を振ったよ、私は。
だって聞くの怖いもん…
チラッと時計を見ると、あと5分で授業の終わりのチャイムが鳴るところだった
「(陽菜ちゃんになんて言おう…)」
いまだに葵くんとのことを言えないでいる私って…
なんて意気地なしなんだっ
うう…陽菜ちゃんに隠しごとって…ものすごく罪悪感。

