今日は陽平と会えないだろうと思い、お風呂に入り、すでに寝る用意も済ませていた。
夜中になろうとしていた。
『莉乃、起きてる?』
『うん、起きてるよ』
『顔だけみたい』
『無理しなくていいよ』
私の最後のメッセージは既読にならなかった。
多分、駅から私の家に向かっているのだろう。
一つに纏めた髪を下ろして、手櫛で軽く整えていればインターフォンの音が聞こえてきた。
もう到着したのか?
早くない?
一応、玄関で声を掛けてみる。
「はい。」
「莉乃、開けて。」
やっぱり陽平だ。
玄関なドアを開ければ、外の空気が流れ込んできた。
凄く寒い。
玄関に踏み入れた瞬間、陽平が私をぎゅっと抱きしめてきた。
冷たいコートが私を包んだ。
「陽平、冷たい。」
「あっ、ごめん。」
すぐに離れた陽平と目が合い、触れるキスが落ちてきた。
夜中になろうとしていた。
『莉乃、起きてる?』
『うん、起きてるよ』
『顔だけみたい』
『無理しなくていいよ』
私の最後のメッセージは既読にならなかった。
多分、駅から私の家に向かっているのだろう。
一つに纏めた髪を下ろして、手櫛で軽く整えていればインターフォンの音が聞こえてきた。
もう到着したのか?
早くない?
一応、玄関で声を掛けてみる。
「はい。」
「莉乃、開けて。」
やっぱり陽平だ。
玄関なドアを開ければ、外の空気が流れ込んできた。
凄く寒い。
玄関に踏み入れた瞬間、陽平が私をぎゅっと抱きしめてきた。
冷たいコートが私を包んだ。
「陽平、冷たい。」
「あっ、ごめん。」
すぐに離れた陽平と目が合い、触れるキスが落ちてきた。