すると、今度は他のドレスを縫う人たちが怒りました。


自分達に仕事が回ってこない、ガキのくせに何調子にのってんだと、まぁ、そんなありさまです。


ですから、女の子は他の仕事をちょっとづつ手伝う、お助け屋さんになることにしました。




女の子は要領がよく、とてもよく働くので、いろんなところで重宝されました。

ですが、そのたびにその仕事場のどこかで悪口をいわれます。

なんて生意気なんだ。すました顔で仕事を奪っていく。
そもそもしゃべらないと言うのがけしからん。










そんなことが少しづつ重なって、女の子はサーカスの人たちから嫌われるようになりました。