❀ お嬢様華伝 ❀

「早く行け。ここでだれかに見つかったら、俺だってお前を守りきれねぇから」


その飛鳥の言葉を…あたしは背中で受け止めていた。


守りきれねぇ…か。


あたしたちには黙って、1人で全部の問題背負い込んで…。


もう…十分守られてきたよ。



「…今さら、飛鳥に守られようなんて思ってない」

「…そうかっ。それは悪かったな」

「謝らないで。あたしが聞きたいのは、そんな言葉じゃないっ…」