❀ お嬢様華伝 ❀

「そうだ」


振り向きざまに見える、飛鳥の瞳…。

…その瞳は、輝きを失っていた。


切なそうに窓から外を眺める飛鳥は、まるで籠の中の鳥。


自由に羽ばたきたくても、籠から出ることを許されない、鎖に繋がれた鳥のようだった…。


「だから、お前らももう俺に関わるな。俺に関わったって、ろくなことねぇよ」


そう言って、飛鳥はあたしの背中を押して突き放した。