❀ お嬢様華伝 ❀

口を塞がれたまま、後ろから抱きしめられるように、あたしは飛鳥の腕の中に収まった。


「俺が編入を望んでるかって…?そんなの…望んでるわけねーだろ。こんな縛られた生活…生きてる心地がしねぇよ」

「…それならっ」

「でも…もういいんだ。俺が素直に従えば、親父も夕霧島のことを考え直すって言ってるし」

「それが…飛鳥があのとき言っていた、“島を救える方法”…?」