❀ お嬢様華伝 ❀

しかも、あたしの耳なら家の人の足音にもすぐに気づくはずなのに。


…まさか、だれかに見られるなんて。


だけどあたしは、ここであることに気がついた。


あれ…。

さっきの声…、もしかしてっ……。



「…麗……?」

「…飛鳥っ!」


振り返って後ろにいたのは、なんと飛鳥だった…!


「なんで、俺ん家にいるんだよ…?それに…その格好」


あたしの頭からつま先に視線を落とす飛鳥。