おいしい朝ご飯にありつけるなら、スッキリと起きれる。


「桜子、おはよー！」

「おはようございます、麗さん」

「桜子、準備早いねっ」


あたしのベッドの横には、制服姿の桜子。


「麗さん、１限目は８時３０分からですよ」

「それくらいわかってるよ〜」


あたしはそう言って、叩くように目覚まし時計を止めると、時間を確認する。


「ほらっ、まだ８時前だよ？」