❀ お嬢様華伝 ❀

そしてそれだけ言うと、飛鳥はあたしから視線を逸らした。


「そうか。お前の知り合いがこの島にいるとは、これもなにかの縁だなっ」


飛鳥と成宮シュウジの会話や振る舞いからして…。

成宮シュウジは、飛鳥の…お父さん。


「飛鳥に、友達がいるなんて驚いたっ。キミ、名前は?」

「…早乙女麗です」

「麗さんかっ。かわいらしい名前だね」


あたしが名乗ると、飛鳥のお父さんは優しく微笑んだ。