❀ お嬢様華伝 ❀

「う…麗ちゃん!どうしたの!?」


つむじ風かのように現れたあたしに、目を丸くする中川村長。


「…ハァ…ハァ。ちょ…ちょっと、…用事があって……」


久々に本気を出して、ちょっとバテた。

呼吸がうまく追いつかない。


「…村長、そのコは?」

「ああ、この村の女の子です。今は、東京の高校に通っていますが、ミス夕霧にも輝いた、島一番のべっぴんです」