❀ お嬢様華伝 ❀

島に下りると、村が騒ついているのがわかった。

いろんな人の声が、あたしの地獄耳に届く。


「…イヤだっちゃ!わたしはっ」

「とは言っても、ワシらにはどうすることも…」

「こんなのなにかの間違いだ!」


聞こえる声から、よくないことが島で起こっていることがわかる。


そこへ…。


「麗ーっ!!待っとったっちゃね!」


港のあたし目がかけて走ってくるのは、父ちゃんと母ちゃんだった。