❀ お嬢様華伝 ❀

まだ、半月しか経っていない。


そんな半月ばかりで、島が大きく変わっても困ー…。


「…んんっ!?」


あたしは見慣れないものを見つけて、定期船の窓から顔を覗かせた。


島にはいつも、漁船が停泊している。


だけど…その船の中に、見知らぬクルーザーが何隻か見えた。


見知らぬ…というか、夕霧島に漁船と定期船以外の船がくることなんてない。


あのクルーザーは、一体…。