❀ お嬢様華伝 ❀

布団に入るまでの足取りもしっかりしていたし、酔っ払っている素振りなんてなかった。


…だから、ますますわからないっちゃ。

飛鳥がなにを考えているのか…。


「と…とにかく、俺たちも寝る?」

「そうだなっ。俺、もうこれ以上は飲めねぇ〜や〜」

「ウランちゃん、俺の布団の中に入る?」

「…結構です!!」


酔っ払っている3人を布団に寝かしつけて、あたしも自分の部屋に戻った。