❀ お嬢様華伝 ❀

一瞬フラついた飛鳥は、態勢を立て直してあたしに目を向ける。


「なっ…なによ!」


やり返してくると思って、あたしは身構えた。


…しかし。


「俺…寝る」


それだけ言うと、飛鳥はそのまま布団の中に入っていった。


「え…。寝…寝るっ!?」


絶対に反撃してくると思ったから、あっさり寝てしまったことに拍子抜けてしまった。


「ね…ねぇ。今の…見た?」