❀ お嬢様華伝 ❀

でも…。


「…いいよっ、親父のことは!」


珍しく飛鳥が声を荒げた。


「ご…ごめん。聞かれたくないこと、聞いちゃったみたいで…」


普段見ない姿に、少し驚いた。


「…俺も悪かった。…ただ、親父とは仲よくねぇから、話すこともなにもない」

「そっか…」


初めて、飛鳥の触れてはいけない部分を見てしまったような気がした。



そのあとも、よく話が尽きないなと思うほど、だらだらと話していた。