❀ お嬢様華伝 ❀

「飛鳥!どうだ、霧雫はっ?」


父ちゃん、さっそく飛鳥のこと呼び捨てだし。


「うまいっすね。ほんのり甘くて」


飛鳥は、空になったグラスを父ちゃんに差し出した。


「この良さがわかるかっ!?麗、いい友達を見つけたっちゃね!」


上機嫌の父ちゃんは、また溢れんばかりに飛鳥のグラスに霧雫を注ぐ。


「…甘いっ!?これが〜!?」


信じられないとでも言いたそうに、目を丸くして飛鳥を見る蛍。