❀ お嬢様華伝 ❀

「怒ってないっ…!!」


あたしはムスッとして、飛鳥から顔を背けた。


こんなバカに、ちょっとでも期待した自分がバカだったっちゃ!



「せっかくきたんだし、案内してくれよ!」

「そうだねっ。…って言っても、すぐにまわれそうだけど」


オモチャの次は、あたしは観光ガイドかいっ…!


「ド田舎娘の生態…興味深いねっ」


なんて言いながら、凛ちゃんはレポート用紙を広げた。