❀ お嬢様華伝 ❀

「おーおー、言うねぇ。犯人のアジトに乗り込んだとき、俺がいなかったら危なかったヤツが言うことか?」

「……っ!!べっ…べつに、あんたなんてどうでもよかったし…!」

「へ〜…。じゃあ…俺が殴られたとき、半泣きなってたのは、どこのどいつだよ?」


ニヤリと微笑んで、あたしに目を向ける飛鳥。


…こ、こいつ〜…!


「…え?ウランちゃん、半泣きになってたの?」