❀ お嬢様華伝 ❀

それに桜子本人も、こんな夜遅くまで起きているのは生まれて初めてらしく、逆に嬉しくて目が冴えてしまっているみたい。


「…麗さんは、どうしてここへ?もしかして、麗さんもこの方たちに誘われたのですか?」


純粋な桜子。

この男たちが誘拐犯だなんて、夢にも思っていない様子。


「誘われた…か。まぁそういうことになるね」


実際、あたしに電話をかけてきたのはこいつらだし。