❀ お嬢様華伝 ❀

桜子がそう言って立ち上がった。


「…桜子」


普段は見ない桜子の堂々とした姿に、思わず胸が打たれた瞬間だった。


「そーよ、そーよ!あたしは桜子の大切なお友達!そう言う、あんたたちこそなんなのよ…!?」


あたしは、男たちに向かって指を指した。


聞かなくたって、答えはわかってる。


こいつらは、桜子を誘拐した犯ー…。


「この方たちも、わたくしのお友達ですわっ」