❀ お嬢様華伝 ❀

…だから、あたしは気づかなかった。


背後に、影が忍び寄っていることに。


「…麗、危ねぇ!!」


そんな飛鳥の声が聞こえて、ハッとした。


でも、…もう遅かった。


振り返ったすぐ後ろには、金属バットを振りかざす…もう1人の男が立っていた。



…ゴンッ!


鈍い音が室内に響く。


金属バットで殴られたの、…初めてかも。


骨…ヒビいったかな?