❀ お嬢様華伝 ❀

「…なにかあったのか?」


あたしに目を向けてくれた。


「え…」

「“え…”じゃねーよ。お前のその顔見たら、すぐにわかるっつーの」


飛鳥はソファーから立ち上がると、あたしにデコピンをした。


「飛鳥…、助けてくれるの…?」


まだ、なにも話していないのに…。


「…助ける?当たり前だろ。仲間が困ってるんだから」

「“仲間”って…。あたしのことっ…?」