❀ お嬢様華伝 ❀

「…あれ?桜子…?」


部屋に明かりがなかった。


桜子、寝てるのかな?と思ったけど、人の気配はないし、そもそも靴箱に桜子のローファーがない。


確か、お母さんの誕生日プレゼントを買いに行くって言ってたけど…。


もう、7時だよ?

さすがに遅くない?


桜子は今まで、時間に遅れたりしたことは一度だってなかった。


街へショッピングしに行っても、必ず5時までには帰ってきていた。