❀ お嬢様華伝 ❀

あたしだって、セント・マリア学園に通うお嬢様(…という設定)なんだからっ!



「…ん……」


そのとき、そんな声が聞こえて目を向けると…。


「布川くん!」

「…麗ちゃん!」


布川くんがようやく目を覚ました。


「麗ちゃん…ここはっ…!?」


気絶していたため、パフェのお店から移動した記憶のない布川くんは、ギョッとした表情であたしを見つめる。