❀ お嬢様華伝 ❀

「…あ、ううんっ…。なんでもないんだけど…」


…だれかに見られているような気がする。


でも…、なにかがおかしい。

人に見られているっていう感覚ではない。


これは……。


なにか、テーブルの下から…気配を感じた。

ただ…なんとなくという感覚だけど。


自然を装って背中を反らして、テーブルの下に視線を落とす。


そこにあったのは…。

あたしに向けられた、カメラのレンズだった。