「はぁ〜…。どうしようかな〜…」


授業の合間の休み時間。

あたしは1人、机に顔を伏して悩んでいた。


「どうかなされましたか?麗さん」


そんなあたしを気にかけてくれる、桜子。


「…ああ。…ううん、なんでもないのっ」

「そうですの…?わたくしでよければ、お手伝い致しますわ」

「ありがと!…でも、大したことじゃないから、気にしないで!」

「お力になれず、申し訳ございません…」