❀ お嬢様華伝 ❀

あたしは、声の聞こえた方へと向かった。



辿り着いたのは、大通りを入った路地裏。

いかにも、なにかありそうな雰囲気が漂う場所。


入り組んだ路地を進んで行くと…。


「頼むよ〜っ」

「ちょっとだけだからさ〜!」


陰から様子を窺うと、ひ弱そうな制服姿の丸メガネをかけた男の子と、その男の子を取り囲むように、キャップを被ってダボダボのパーカーを着た…大柄な男たちが3人。