❀ お嬢様華伝 ❀

「構わないわよ」


運転席から降りてきたのは、スラッとした背の高い男の人。


「ウチの執事よ」


その紹介に、執事の人は会釈をした。

あたしもつられて、会釈をする。


…執事。

本当にいるんだっ…。


しかも、もれなくイケメンっていう…。


「…執事だよ、執事!」


あたしは生執事に興奮して、桜子の肩を叩く。


「ええ、執事さんですわね」