7月7日。


オレの身体に稲妻が走った。


久しぶり…いや、初めての感覚だった。


美湖と出会った時にも感じなかった


胸の高鳴り、


急上昇する体温、


手の痺れ、


口の渇き…。



その場で押し倒して俺のモノにしたかった。


しかし、彼女は超純粋、超天然、超マイペース。


濃縮還元でもなく、果実をそのまま絞った、100パーセントフレッシュジュース。


そこに墨汁を一滴垂らそうなんて思わなかった。


彼女には少しずつ、少しずつ近づくのが良い。


警戒はしないだろうが、物事には順番というものがある。


俺が1から順番に教えてあげよう。


この夏からレッスン開始だ。