よく分からず、お人形みたいに何枚も着せ変えられる現状。


「よく、お似合いでございます。」


「は、はぁ。」


誉められるのは、嫌な気分にはならないんだけど。


「では、こちらとこちらになさいますか?」


「うん。それにしてもらおうか。」


「畏まりました。」


トントン拍子で話が進み、私だけが取り残されている気がする。