そんな今日は、生憎の曇り空。


太陽は雲にすっぽりと覆われていて、ほとんど顔を出していない。


こんな天気のように、気分も同じようにどんよりと落ち込んでいく。


「12時40分か~。」


バスのちょうど良い時間がなくて、少し早めに森が丘広場に着いた。


「もう少しで、来るかな~。」


私は、待ち合わせ場所の公園の時計台の前にソワソワしながら一人待っていた。