「うーん。」


クローゼットの前で唸り始めてから、早1時間。


うん、服なんてどうでも良いと思うんだけどね。


「さて、どうしようかな。」


これが、和翔くんと出掛けることになる最後になるかもしれない。


やっぱり、ちゃんとしないといけないよね。


考えた私は、クローゼットの前で仁王立ちでにらめっこ。