さて、 祐香に対しても、和翔先輩に対しても書けたし。 「ねえ、お兄ちゃん。中庭に行きたいから、一緒に行こうよ!」 彼女の気晴らしになれれば、と思い彼女の手を握り一緒に中庭に向かう。 その日は、よく晴れた日だった。 「お兄ちゃん!私、行きたいところがあるの!」 「勝手に行ったら、怒られないか?」 「いいの!お兄ちゃんに見せたいところがあるんだ!」