「ありがとう…お母さん!」 「おめでとう。和翔。やっと、言えたな。半年、温めてたもんな。重みが違うな。」 「言うなって。」 「祐香ちゃん、こいつな。ほんといい奴だから。これからも宜しくな。」 指に填められた、輝く指輪をみて思う。 「はい!」 この人を信じて、よかったって。