「二宮祐香さん。」


「はい。」


もう、涙は止まった。


あとは、あなたの言葉を受け入れるだけ。


「大学を卒業したら…

俺と、結婚してください。」


もう、逃げる理由がない。


二人で、探すんだ。


幸せになる道を。


「はい。よろしくお願いします。」