「手を出して?」


「手?」


素直に、和翔くんに手を差し出すと少しひんやりする手が触れる。


「もう、何…?手相でも見るの?」


「そうそう。んー?祐香の生命線は、長いな。俺より、長生きするかもな。お、これは結婚線か?ふむふむ、」


「ちょ、くすぐったいな~。」


「おっ、1番近いのがあるな。22歳。祐香を誰よりも幸せにしてくれる奴と、結婚できるみたいだな。」