「…」 「…」 無言のまま、目的地が見えてきた。 広大な敷地の公園。 夜は僅な光しかなく、一番明るいところに向かう。 普段は、あまり行くことはないんだけど。 近付きたくもない。 …あのときの事を、思い出してしまうから。 だけど、私は車が止まったのと同時に、飛び降りた。