「祐香ちゃん、居るね。隣にいるのは、駆かしら?」


敢えて、彼の気を惹き付ける。


「え?」


言い終わるか否や、和翔に腕を引っ張られる。


「ちょ、和翔」


突然のことで、戸惑う私。


いつの間にか電気は消され、辺りは真っ暗になる。