「そりゃ、バレバレよ~。幸せです、って顔になってるもん。」


普通にしているつもりなのに、どこか顔が綻んでしまうみたい。


「さあ、さあ。」


「あ、の。」


誤魔化すのは、きっと無理だ。


「私が、彼のそばにいたいって…心からやっと思えたんです。」


ちゃんと答えには、なっていないけれど。


「へえ、それでキスの1つをしたのね。」


「え!?」