何度でも、愛を叫ぶ。



きっと、聞いちゃいけない事なんだとおもう。


けれど、どうしても聞きたくて。


「なあ、駆。もしかして、今居た子って健二が…」


「ああ、健二おじさんが轢いた子の幼馴染み。絶対に、知られたくないんだよ。だから、絶対に、言わないでくれ。」


健二、おじさん?


「ああ、悪かったな。もしかして、この前兄貴が言ってた…お前の婚約者ってあの子なんだな。」


「ああ、まだ…きっと俺の片想いなんだろうけどな。いつか、お互いの気持ちが合えばって、思ってる。」