ピッ 「…よし、じゃ、行くか。」 車の鍵を解除したとき、聞き覚えのある声が耳を掠めた。 「あ、いた!祐香ちゃん!」 それは、美夜さんの私を呼ぶ声だった。 「探してたの。お家に伺ったら、ついさっき出たって言うから。もしかしたら、探せば会えると思って。」 うん、分かった。 けど、出来ればこの状況を見て、足止めはしないで欲しかったかな。