「ごめん。二宮さん。」 違う。 俺が伝えたい言葉は、そんな言葉じゃない。 低く掠れた声が、漏れる。 「二宮さんが、好きだ。」 二宮さんに、届いただろうか。 二宮さんの驚いた表情を確認する間もなく、俺はクルールームに足を進めた。