何度でも、愛を叫ぶ。



声を掛けてきたのは、幼なじみの美里。


「…元気そうだね。」


「うん、元気そう。」


「祐香、絶対に好きになっちゃダメだからね。」


「分かってるって。」


「祐香、でもね…」


「…ほら、美里。行かなくちゃ。」


面倒な、開会式が終わり。


最初の種目が始まる。