千秋先輩。その鈍感、本気ですか?

「あっ、私の家ここです!」



先輩は結局最後まで送ってくれた。


もうちょっと練習したかったな…




「じゃあまた明日な!」





「はい!ありがとうございました!」




先輩の背中を見送る。


突然、先輩が振り返った。



「俺、毎日あそこで練習してるから!
また一緒にやろうな!」



それだけ言うと走って角を曲がってしまった。



…もしかして、照れた?


思わずにやけてしまう。




「綾?おかえり〜」