そうだよ。 何浮かれてたの、あたし。 ここ、あの場所なんだよ。 あたしが…… 「しようよ、梁ちゃん」 「嫌だ」 あたしが、あの人たちと、 ――3人で最期に来た場所。 「……っ、帰る」 出口に向かって歩き始めたあたしの腕をグッと掴み抱き寄せると、「帰さない」と離してくれない愛。 「なんで、ここなの」 「変わってないよね。昔と」 「え?」 「来たことあるんだ。一度だけ」 そういえば、愛は、どこかの会社のお祭りに行ったことがあると言っていた。 それが、ここのお祭りなの?