あたりはすっかり暗くなっていて、提灯の明かりがあちこちで主張している。

お祭り定番のメロディが大音量で流れていて、中央ステージで太鼓を叩いているのは子供だった。


浴衣で盆踊りを踊っている人々は慣れたように同じ動きをしていて。

たくさん並ぶ屋台には自分の番は今か今かと行列を作る老若男女。


まさに『お祭りに来た』って感じだ。