* 職員室に課題を提出したあたしは靴箱へと向かった。 ……闇雲愛と。 「お疲れさま」 こっちの台詞だ。 すっかり遅くなってしまった。 問題を解ききるまで根気強く教えてくれた、アイツ。 「……ありがと」 「え?」 「だから……ありがとうって、言ってるの」 「梁ちゃん……」 目を見開いてあたしを見てくるアイツ。 やば。 また、なんかおかしなスイッチ入れてしまった!? 一瞬全身で身構えたのだけれど、 「お安い御用だよ、姫」 そういうと靴を履き替え、「帰ろうか」とあたしの隣を歩き始めた。