それと同時に、元気がでてくる。 救われてる。 ああ、あたし、 本当にこの人が好きなんだなって思う。 柄じゃないけど。 ときめいてる。 愛の見た目だけじゃなくて……人柄に。 「ねえ、梁ちゃん」 「?」 「ボクさぁ。ほんというと色々と限界なんだよねぇ」 「へ?」 「あまりにも、梁ちゃんが美味しそうで。一口だけ食べてもいい?」 「は……? 一口?」 「いただきます」