そして、体育祭の準備は始まった。
ある意味もう級長ではなかった。体育祭が終われば後期の人が引き継ぐので、体育祭実行委員会に参加しなかった自分はもう、何者でもないんだと思った。
予想通りグダグタすぎる結果で終わった。
途中手が回らなくなり、時が迫り来るなか焦り始め、挙げ句のはてには実行委員ではなく先生が助けを求めた。
やっぱりこうなった。それしか頭に思い浮かばなかった。そこまで助けを求められたらやるしかなかったが、ひどい有り様からよくここまで立て直したなと思った。
だが、
僕が最も嫌いな事が起きるのはここからだった。